ビルメン4点セットを進める中で、いちばん壁になりやすいのが第3種冷凍機械責任者(冷凍3種)です。
他の資格と同じ感覚で取り組むと、思った以上に苦戦しやすく、未経験の方ほど順番を間違えやすい資格でもあります。
この記事では、冷凍3種が難しい理由、独学で進めるときの勉強法、そして未経験者が後回しにした方がいい理由を、現役ビルメンの体験を交えて解説します。
この記事でわかること
- 第3種冷凍機械が4点セットの中で一番難しいと言われる理由
- 未経験者が独学で進めるときの現実的な勉強法と学習期間の目安
- なぜ冷凍3種は入社前ではなく後回しにした方がいいのか
第3種冷凍機械が4点セットの中で一番難しいと言われる理由

私が4点セットの中で一番勉強時間を使ったのが、この第3種冷凍機械です。実際、本番ではあと1問外していたら不合格というかなり際どい結果でした。
年1回しか受けられず、落ちたときのロスが大きい
冷凍3種は、危険物乙4やボイラーのように何度も受けやすい資格ではありません。年1回の試験なので、一度つまずくとそのまま1年単位で計画がずれやすくなります。
ひっかけ問題と保安管理技術で崩れやすい
この試験は、単純な暗記だけでは抜けにくいです。特に保安管理技術の分野は、過去問をやっていても本番で迷いやすく、少しのひっかけで点を落としやすいと感じました。
4点セット全体の中での位置づけを先に整理したい方は、ビルメン4点セットの優先順位を先に見ておくと、冷凍3種を急がなくていい理由がつかみやすいです。
過去問の丸暗記だけでは厳しい。冷凍サイクルの理解が必要

他の資格では「過去問を回して慣れる」がかなり有効ですが、冷凍3種はそれだけでは厳しいです。ここが、未経験者が苦戦しやすい最大のポイントだと思います。
初学者は実物のイメージが湧きにくい
圧縮機、凝縮器、蒸発器といった用語が出てきても、設備に触れたことがない状態だとイメージしにくいです。ここでテキストだけを読んでも、頭に入りにくいと感じる人は多いと思います。
図解を見ながら「流れ」を理解する方が進みやすい
大事なのは、用語を点で覚えるより、冷媒がどう循環しているかを流れでつかむことです。テキストの図解を見ながら、「どこで圧縮され、どこで熱を逃がし、どこで冷えるのか」を頭の中でつなげていく方が進めやすくなります。
同じ4点セットでも、最初の一歩としては危険物乙4の勉強法のように取り組みやすい資格から始めた方が、勉強習慣を作りやすいです。
独学で合格を目指すなら、3〜4か月を見ておく

第3種冷凍機械は、一夜漬けで受かる資格ではありません。私自身は、3〜4か月ほど、1日1〜2時間を目安にコツコツ進めました。
まずは図解の多いテキストで基礎をつかむ
いきなり過去問だけに入るより、最初は図解の多いテキストで冷凍サイクルの基礎をつかむ方が進めやすいです。未経験者ほど、この下地があるかどうかで後半の伸びが変わります。
過去問5〜7年分を3周する
基礎を押さえたら、そこからは過去問の反復です。私は5〜7年分を繰り返し解きながら、ひっかけのパターンに慣れるようにしていました。
通勤中は過去問アプリや問題サイト、理解が弱いところは動画解説を使うなど、勉強手段を分けると続けやすいです。
すでに第二種電気工事士まで進んでいる方なら、国家試験の勉強ペースには慣れているはずです。その状態で冷凍3種に入る方が、かなり現実的です。
未経験者がいきなり冷凍3種から始めるべきではない理由

ここまでの内容を踏まえると、これから資格勉強を始める未経験者に強く言いたいのは、「いきなり冷凍3種から始めない方がいい」ということです。
まずは簡単な資格で勉強の感覚をつかむ方がいい
まだ勉強習慣ができていない状態で、一番難しい資格にいきなり挑むと、高確率で心が折れます。まずは危険物乙4で過去問を回す感覚をつかみ、その後に電工2種へ進む方が、全体として失敗しにくいです。
現場に出てからの方が理解しやすい面もある
冷凍機は、実際の現場で見ると理解しやすくなる部分が多いです。焦って入社前に全部そろえるより、現場に出て設備を見ながら勉強した方が進めやすい人も多いと思います。
冷凍3種は「後回しでいい資格」ではなく、「順番を守った方が取りやすい資格」と考えるのが自然です。
苦労して取る資格だからこそ、評価してくれる会社を選びたい

冷凍3種のように時間をかけて取る資格は、取った後にどう評価されるかまで考えておきたいところです。
もちろん資格手当がつく会社もありますが、それ以上に大きいのは、資格を正当に評価してくれる会社を選ぶことです。苦労して取っても、給与や配属でまったく反映されない会社ではもったいないです。
資格手当の相場感を先に知っておきたい方は、資格手当の相場もあわせて見ておくと、冷凍3種まで取る価値を考えやすくなります。
まとめ|冷凍3種は後回しでいい。順番を守った方が失敗しにくい
第3種冷凍機械は、4点セットの中でも難易度が高く、未経験者が最初に挑むにはハードルが高めです。
私自身も4点セットの中では一番時間をかけ、本番ではギリギリで通りました。それだけに、他の資格と同じ感覚で突っ込むと苦しい資格だと実感しています。
だからこそ、まずは危険物乙4や第二種電気工事士で勉強の土台を作り、その後で冷凍3種へ進む方が現実的です。
資格の順番が整理できてきた方へ。
冷凍3種を急がなくていいと分かったら、次は今の資格状況でも応募しやすい求人を選ぶ段階です。失敗しにくい転職エージェントの選び方は、こちらの記事で詳しく解説しています。


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